■小野塚 春吉    財団法人 政治経済研究所主任研究員


■経歴
 
1944年新潟県松之山町出身
東京理科大学理学部化学科卒業
東京都足立区公害課、東京都公害研究所、東京都健康安全研究センター経て現職
大東文化大学環境創造学部非常勤講師等を兼務

所属学会:日本環境学会、日本科学者会議、廃棄物学会

著書:『新版 データガイド 地球環境』(共著、青木書店、1995年)
    『環境展望(第2巻)』(共著、実教出版、2002年)
    『環境展望(第3巻)』(共著、実教出版、2003年)
    『環境問題資料集成(全14巻)』(共同編集、旬報社、2003年)など


■発表の内容   永続可能な社会と化学物質管理
 
 主要国および国際機関における化学物質の管理手法を概観すると多くの場合、多数ある化学物質の中で問題のある化学物質をピックアップし規制するという方法(いわゆる「ネガティブリスト方式」)がとられている。しかしこの方法では、増え続ける化学物質に対処していくには限界がある。ロンドン海洋投棄条約の1996年議定書では、海洋投棄および洋上焼却を原則禁止とし、海洋投棄を検討できるものを限定列挙するという方法(ポジティブリスト方式)が採用された。今後における管理手法の基本方向かと考える。

 また、国内でも国際的にも化学物質の管理・監視・調整機構の確立が重要であり、この機構が有効に機能するためには、消費者の代表が半分若しくは三分の一構成員として入る必要がある。従来の発想および手法の大幅な転換が求められる。