お知らせ : ごあいさつ
ここに「永続可能な社会をつくる市民・研究者ネットワーク(略称;SSネット)」を立ち上げます。発足当初の中心的な構成団体は、「大阪市民ネットワーク」(藤永延代代表)、「神戸SS研究会」(加悦秀樹代表)、「大阪から公害をなくす会」(芹沢芳郎代表)の3団体ですが、志を同じくする市民団体や研究者団体、さらに団体に所属しない「関心を持つ市民個人」がつぎつぎと合流してくださることを期待しています。
ちなみに上の3団体は、2004年10月、大阪此花会館で行われた大集会「永続可能な社会をつくる市民研究交流集会〜みんなで生きるために〜」を中心になって支えた団体で、このSSネットは、いわばその集会の後継組織です。当面このネットには、2004年集会の陰の力となった日本科学者会議・公害環境問題研究委員会内外の研究者が、全面的に協力することになります。
サステイナブル(永続可能な、持続可能な)という言葉は、2002年の環境サミット、いわゆる「ヨハネスブルグ会議」以来、誰でもが口にするようになりました。それはもとはといえば1970年代の初めから、「このままでは人類の文明はいつまでもつづかない」という危機意識をもとにして発展してきた概念です。ところがこれが一般語になると、いろいろな曲解が行われるようになりましたし、また具体的な「永続可能な文明」「永続可能な社会」への道は、これからの私たち自身が、主体的に見いだしていくしかない課題です。ここに立ち上げるSSネットは、およそ「人類とわれわれ自身の未来」に関心をもつすべての人々の協力によって、これらの課題を解決するための舞台となることをめざしています。